トリカブト(鳥兜)とは?

トリカブトは山林によく生えている多年草で木の陰や高地の草原、沢筋などの湿気の多い場所に生えやすい植物です。トリカブトは紫が一般的ですが種類によっては黄色や白色もあり茎も色々で、直立 、斜めやツル状のものがあります。

またトリカブトは「鳥兜」または「鳥冠」の由来名を持ちます。花の形が舞楽で被る帽子の鳥冠に似ている事からこの名前が付けられたそうです。

トリカブトは全部有毒で特に根の部分は、毒性が強いのが特徴です。この植物は地面の下の部分が指先位の小さな株のような形をしていて、薬効成分が含まれています。毒に対して適切な処置を行い、漢方薬にも使われています。強心作用、鎮痛作用があるとされていますが、一般にはこの処理法は知られていないため、うっかり口にすると大変な中毒症状が出てしまうので要注意です。

花をつける頃には茎が下垂します。9月~10月頃紫の花を咲かせます。

名前トリカブト(鳥兜)
呼び名カブトギク カブトバナ トリカブト
学名Aconitum chinense
分類キンポウゲ科トリカブト属
旬の時期8月~10月
採れる場所沢筋などの湿気の多い場所 木の影
食べ方毒草ですので食べられません。
似ている山菜ニリンソウ モミジガサ セリ

トリカブト(鳥兜)の毒性、中毒症状

トリカブトは植物全体に毒があり、含まれているのは「アコニチン」という毒です。採る時期や場所によって毒の強さが多少違うのですが、致死量は0.2~1gと少しの量なので、とても危険です。

トリカブトの蜜や花粉でも中毒を起こしてしまう可能性があります。

中毒症状は口唇や舌のしびれに始まり、次第に手足のしびれ 嘔吐 腹痛 下痢 不整脈 血圧低下などを起こして、痙攣 呼吸不全に至って死亡することもあります。口から摂取後は数秒で死亡に至りますトリカブトによる死因は心停止です。

・毒が含まれる部位 毒性の強さ 食用について

葉など全草 強い 食べられない

芽吹き頃はセリやヨモギに似ていることから、誤食による中毒事故が起こっています。
(死亡例あり)

よくわからない時は触らない、口にしないことが1番安全です。

 

トリカブト(鳥兜)の栽培方法

毒性の強いトリカブトですが、観賞用としては人気があるようです。

トリカブトは種か苗から育てる植物で、種をまく場合は花が咲くまで約2~3年かかります。なので苗から育てる事が多いとされています。

2月~5月迄に苗を植え付け鉢植えする場合は、5号~6号の鉢に1株を地植えの場合は、20cm位の株の間を空けて植え付けます。

赤玉土や鹿沼土などを利用し、水で1回洗って細かい土をはけて水はけを良くします。

水やりは、朝か夕方どちらかのタイミングで土が乾いてきたら沢山与えるようにします。トリカブトは、多湿や乾燥を嫌がる植物なので気温の高い夏に水やりをすると、水分が蒸発してダメになってしまう為日中の水やりは避けたほうがいいです。トリカブトは、花の重みや鉢の大きさで支柱を立てる必要があります。全体に毒を持っているので直接触らない事と、口に入れないなど育てる時には注意が必要な植物なのです。




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