カラカサタケ【唐傘茸】とは?

漢字で表記すると「唐傘茸」、その名前の通り唐傘のような風貌を持つカラカサタケ。

はじめのうちこそカサは卵型ですが、だんだんとカサが開いていき、本物の唐傘のように成長していきます。

味や匂いはなく、熱さえ通せば食べられるキノコなのですが、カラカサタケに似ているキノコはことごとく毒性があるため、見つけても食べない方が無難です。

名前カラカサタケ 唐傘茸
呼び名カラカサタケ 唐傘茸
学名Macrolepiota procera
分類ハラタケ科
旬の時期夏~秋
採れる場所各種林内や竹やぶ、草地などの地上、道端など
食べ方生の状態は毒があるため食用には向かない。非常に似た毒キノコがあるため、食用にしない
似ているキノココカラカサタケ、オオシロカラカサタケ

 

カラカサタケ【唐傘茸】の特徴・見分け方

カラカサタケは夏~秋にかけて、林内や竹やぶ、草地などに発生します。

道端などに生えることも多く、身近なキノコです。幼いうちは卵型ですが、成長するにつれてカサはだんだん大きく開いていきます。

そしてカラカサタケの最大の特徴は、その大きさでしょう。

カサは径20cm、高さも50cmを超えるくらい巨大に育ちます。遠くから見ても目立つ、存在感のあるキノコです。

カラカサタケとよく似たキノコには

・コカラカサタケ

・オオシロカラカサタケ

の2つがあります。

 

コカラカサタケはカサの径が10cmほどと、カラカサタケと比べるとやや小ぶりです。

しかしながら別名「ドクカラカサタケ」と呼ばれるほど強い毒性を持ち、下痢や吐き気といった胃腸系の中毒症状を引き起こしてしまいます。

 

一方のオオシロカラカサタケはカサの径が5~30cmと個体差がやや大きいキノコです。

こちらも強い毒性を持ち、同じく下痢や吐き気などの症状を引き起こします。

カサが20cm前後のものは本当にカラカサタケと見分けがつきにくく、大変危険です。

 

カラカサタケとこの2種類の違いは「赤変」です。

コカラカサタケ・オオシロカラカサタケは傷がつくと赤く変色するという特性があります。

これはカラカサタケには見られないものなので、区別する必要があるときはこちらの方法を用いるといいでしょう。

カラカサタケ【唐傘茸】の毒性・注意点

カラカサタケ自体は毒キノコではなく、しっかりと熱を通せば食べられるキノコです(生で食べると中毒症状がみられることもあります)。

味や匂いには特徴はなく、汁物や焼き物として食されることもあります。

しかしながらカラカサタケとよく似たキノコには、強い毒性を持つキノコもありますので、見つけても食べない方が無難です。

 
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