イカリソウ(碇草・錨草)とは?
東北地方以南の落葉樹林の林間や山野に生息するイカリソウは、春に赤紫色の花を咲かせます。
葉は茎の中程から計9枚つく3出複葉なことから、別名三枝九葉草(さんしくようそう)とも。
落葉多年草で、高さ30cm~50cm。
晩秋に落葉し地下茎にて越冬します。
自然交雑され、地域によって微妙な違いがあり、特定が難しい植物でもあります。
イカリソウ(碇草・錨草)の特徴と由来
4月~5月に4枚の花弁それぞれが、ツノのように反り返ってとがり(踞という)、その姿が船の碇(錨)のように見えることからこの名がつきました。
茎葉を葉のでそろう6月~7月に刈り、刈したものは生薬となり、淫羊霍(いんようかく)又は仙霊脾(せんれいひ)といい、強壮強精に用いられています。
有効成分としてはイカリインというフラボノイド配糖体、リグナン、マグノフロリン、エピメジンがしられていて、動物実験では精液の分泌を促す効果があることが確認されてます。
名前 | カリソウ(碇草、錨草) |
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呼び名 | イカリソウ オトコトリアシ 簪草 |
学名 | Epimedium grandiflorum |
分類 | メギ科イカリソウ属 |
旬の時期 | 春(4月~6月) |
採れる場所 | 落葉樹林の林間や山野 |
食べ方 | 茹でてからしあえや、生のまま炒め物 |
似ている山菜 | クモイイカリソウ バイカイカリソウ |
イカリソウ(碇草・錨草)の下処理・食べ方
イカリソウは花と若葉若芽を、食べるとができます。
花は生でも食べられますし、茹でて酢の物などでも食べられます。
若葉若芽は茹でてからしあえや、生のまま炒め物で。
また薬酒やお茶としても飲用され、効能としては強精、滋養強壮、疲労回復、健忘症、低血圧、不眠など。
イカリソウ(碇草・錨草)の栽培方法
花の形が独特で美しいイカリソウは、平安初期から江戸末期まで、観賞用として栽培されていた文献が残っています。
育て方も比較的に簡単で初心者むき。
地植えも鉢植えでも育成しますし、寒さにも強いです。
地植えは落葉樹の下など、明るい日なたになる場所が適しています。
鉢植えは土が凍結しても、イカリソウが枯れることはありませんが、根が浮き上がったりするので、その場合は埋めなおしましょう。
植える時期は5月~7月下旬。
種は非常に乾燥に弱いので保管できません。
5月に採取した種を、そのまま撒いてしまいましょう。
用土は野草用の土等を、使用するのがお勧め。
水は表土が乾いたら、たっぷり与えます。
地植えは余程晴天が続かない限りは、必要ありません。
流通量は多い方なので、比較的手に入りやすいです。
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