イロガワリとは?
色が変わると呼び名でもある通り、傷がついた箇所が空気に触れたりすることで濃い青色へと変色するキノコです。
また触れただけで変色するという特徴も見られます。
日本国内では見た目の色彩が不気味に見えるためか食用にはあまり好まれない傾向があります。
そのため食べる機会も少ないでしょう。
ですが、ヨーロッパでは風味がよく歯切れがよいなど素材の良さが食用として大変人気があります。
シンプルな料理とも相性がよいため雑誌などでも紹介されるほどメジャーな食用キノコです。
名前 | イロガワリ・変色 |
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呼び名 | イロガワリ |
学名 | Boletus pulverulentus |
分類 | イグチ科 ヤマドリタケ属 |
旬の時期 | 夏から秋 |
採れる場所 | 針葉樹林・広葉樹林などの地上 |
食べ方 | 煮物・煮込み料理 |
似ているキノコ | バライロウラベニイロガワリ・ニセアシベイグチ |
イロガワリの特徴・見分け方
笠の大きさは5センチメートルほど。
表面の色はオリーブに近い褐色と黒褐色、ビロード状のものがあります。
また水に濡れるとヌメリが発生します。
幼い時期は半球形をしていますが、成長するにつれてカサが平らに開いてゆきます。
成長過程でフチ部分が波立つものも中にはあります。管孔はとても鮮やかな黄色で細かい網目状です。
柄は根本に近いほど細くなっていき、表面は淡い黄色〜黄色い色で赤い小さな斑点が点在しています。
触っただけでも青〜青黒く変色するため、見分けるのはさほど難しくはありません。
ただし、ニセアシベイグチも触るだけで変色するためどちらかの見分けが必要です。
ニセアシベイグチはチーズのような匂いがしますので、よく匂って確認しましょう。
イロガワリの注意点
触れると青く変色するキノコにニセアシベイグチがあります。
どちらも食用として採取されていますが、ニセアシベイグチに似た種類のアシベイグチは苦味が強く食用には向かないため、注意が必要です。
イロガワリの下処理・食べ方
切り口は最初鮮やかな黄色をしていますがすぐに青く変色してしまいます。茹でたり、熱を加えてあげると青色は消えます。
身がしまっていて柄がしっかりとしているので肉の食材と相性がよいです。
イロガワリはエリンギのような食感ですので、煮込み料理や焼き料理でいただくと大変美味しく召し上がれます。
オリーブオイルとガーリックで炒め、塩コショウで味付けしたシンプルな調理法もおすすめです。
イグチ系のきのこはクセがなく甘みが強いのでバター炒めやソテー、マリネ、オイル漬けなどの調理法も人気があります。
イロガワリのレシピ
イタリア Maserin マッシュルームナイフ ローズウッド |