シラタマノキとは?

白い実をつけることから、シラタマノキと呼ばれます。

木の高さは30cm程度で常緑小低木です。

茎は多くの枝に分かれて横に広がっていきます。

葉は互生し鋸歯の楕円形で厚く光沢があり、3cm程度の大きさです。

花は白色で、0.5cm程度の釣鐘型で、先端は5裂し反曲しており、下向きに咲きます。

果実は液状果で、1cm程度で大きな白色の萼に包まれて球状をしています。

サリチル酸メチルを含んでいるので、果実や枝の葉を潰すと独特の香りがします。このことから「サロメチールの木」とも呼ばれます。

果実の味は甘く爽やかな味です。

葉から精製したものは「冬緑油」と呼び、抗炎症作用があるため、筋肉痛などの症状を緩和する。このため、「湿布の木」と呼ばれることもあります。

似ているきの実にアカモノがあります。

こちらもとても美味しいきの実です。

アカモノの時期・採り方・食べ方・レシピ・栽培方法

名前シラタマノキ
呼び名シラタマノキ(白玉の木)、シロモノ
学名Gaultheria pyroloides Hook.f. &Thomson ex Miq.
分類ツツジ科シラタマノキ属
旬の時期花期 7月~8月、果実 9月
採れる場所中部地方より以北の亜高山帯以上の草地
食べ方果実 生食、ジャム、果実酒
似ている木の実アカモノ

シラタマノキの採り方

液果で果実が柔らかいので、力を入れずに優しく採取します。

 

アキグミの下処理・食べ方

熟したものはよく洗って生食で食べられます。

お酒に漬けて果実酒として飲まれます。

淡い琥珀色をしており、すっきりとした味がします。

 

アキグミのレシピ

・熟したものは生食で食べられます。

・シラタマノキの果実酒

シラタマノキの果実500g、氷砂糖150g、ホワイトリカー(35度)1Lを瓶などに入れ、3か月程度漬け込みます。その後、果実を取り出し、3か月程度熟成させたら出来上がりです。

ストレート、ロック、水割り、炭酸割りで楽しめます。すっきりとした爽やかな味わいが癖になります。

 

アキグミの栽培方法

日陰はあまり好ましくないので日向に植えましょう。

暖地では夏に反日陰で風通しが良くなる場所に植えます。

水はけのよい土(火山れき、鹿沼土など)に植えます。

水やりは春、夏はたっぷりとあげ、冬は乾ききらない程度に控えめにあげます。

春に化成肥料や油かすを置くとよいです。

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