オオワライタケとは?
8月~11月にかけてブナやシイなどの広葉樹に発生しますが、まれに針葉樹の枯れた幹などにも発生するきのこです。
世界中に広く自生しているので、当然日本各地どこにでも自生しています。
そのためオオワライタケを表す方言の呼び名が各地にあります。
漢字で書くと「大笑茸」と楽しくなるようなネーミングのきのこですがズバリ毒キノコです。
名前の由来は中毒症状からきているので注意が必要です。
名前 | オオワライタケ(大笑茸) |
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呼び名 | オオワライタケ |
学名 | Gymnopilus junonius |
分類 | ハラタケ目フウセンタケ科チャツムタケ属 |
旬の時期 | 8月~11月 |
採れる場所 | 全世界の広葉樹、まれに針葉樹 |
食べ方 | 毒キノコのため食用不可 |
似ているキノコ | ワライタケ |
オオワライタケの特徴・見分け方
カサは5~15㎝で稀に20㎝以上の巨大な物が発生することがあります。
全体的に黄色みがかった褐色で、最初は饅頭型ですが成長とともに平らになってきます。
見た目はおいしそうに見えますが毒キノコです。
オオワライダケの肉は汗のような不快なにおいがあり非常に強い苦みがあります。
食用のコガネタケと似ているため間違えられることが多いですが見分け方は、オオワライタケは枯れ木や切り株に密生するように生えますがコガネタケは草地などの地上から生えています。
またコガネタケは黄色い粉にまみれていて肉をかんでも苦みがありません。
似ているので注意が必要ですね。
オオワライタケの毒性
ヨーロッパでは幻覚成分のシロシビンが検出されているが日本では検出されなかった。
日本の研究ではグルタミン酸などの細胞活性化物質、心筋の機能不全に関する未知の物質が発見されています。
幻覚性毒きのこの一種ですが、いまだ毒成分が未解決ですが毒性はさほど強くないとされています。
オオワライタケの中毒症状
中枢神経に働きかける毒を持っているため、食後5~10分ほどとでめまい・悪寒・寒気・震えなどの神経系の症状が現れます。
顔面神経も刺激されるため顔が引きつって笑っているように見えることがオオワライタケという名前の語源にもなっています。
重症な場合は幻覚・幻聴・嘔吐・下痢・視覚障害など笑えない中毒症状が現れます。
しかしだいたいの場合は時間の経過とともに症状が回復してきます。
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