ヒグマアミガサタケとは?

別名である「トビイロノボリリュウタケ」の方が有名なきのこ。
トビイロノボリリュウタケは漢字で「鳶色昇龍茸」と書き、ヒグマアミガサタケは漢字で「羆編笠茸」と書きます。
名前からアミガサタケの仲間とされがちですが、アミガサタケよりも「フクロシトネタケ」などの仲間です。
柄と傘が明確に分かれていて、傘である子実体は馬の鞍(クワ)のような鞍型の頭部をしています。
古くなると細かな網状のしわが出来、まるで「脳」のように形状になります。
色は肉桂色~赤褐色をしており、古くなると暗紫褐色になります。
内部は空洞で内面は白っぽくザラザラしています。この表面の白い菌糸が集合するように子実体を形成します。

 

名前ヒグマアミガサタケ
呼び名トビイロノボリリュウタケ
学名Gyromitra infula (Schaef.: Fr.)
分類子嚢菌門チャワンタケ亜門チャワンタケ綱チャワンタケ目フクロシトネタケ科シャグマアミガサタケ属
旬の時期
採れる場所各種林内の倒木や朽ち木やその付近
食べ方食用には向かない。
似ているキノコシャグマアミガサタケ

 

ヒグマアミガサタケの特徴・見分け方

「アミガサタケ」の名を持つきのこは春の風物詩としてファンに親しまれていますが、このきのこは例外的に秋に発生します。

見た目は猛毒種の「シャグマアミガサタケ」に酷似しており、一見で判断するのは非常に危険です。

これらは発生時期が同時期なので、単純な見分けは難しく触らない方がいいでしょう。

 

 

ヒグマアミガサタケと似ているキノコ

「フクロシトネタケ」の仲間で有名なのは「シャグマアミガサタケ(G.esculenta)」や「オオシャグマタケDiscina gigas(ホソヒダシャグマアミガサタケ)( G.gigas)」があります。
先述のようにシャグマアミガサタケは猛毒菌として知られており、毒成分ジロミトリン(シャグマアミガサタケ属の学名(Gyromitra)に由来すると推察できる成分名)などのヒドラジン化合物を含んでおり、主に肝臓に対する毒性を持つとされています。
この成分はヒグマアミガサタケにも微量に含まれているともいわれるなど、食用不可とされています。
またこの成分の特徴としては揮発性が高く、10分間煮沸するとそのほとんどが揮発してしまうため、外国ではゆでこぼして食用にされている地域もあります。
しかしその蒸気を吸い込んで中毒になる恐れもあることから、安全のため触れることも避けるべきでしょう。
取扱いには十分に注意が必要です。

ヒグマアミガサタケのレシピ

毒成分を含んでいるためレシピは存在しません。

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