ニガクリタケとは?

小さなきのこですが、かなり強い毒を持ち、さらいんは生育状況によって大きく育つこともあることから、食用であるクリタケと間違えて食べてしまう例があり、死亡例も確認されています。

年間を通じて発生する事や、クリタケのすぐ近くに発生する事もあるので、非常にやっかいな毒キノコと言えるでしょう。

厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」でも紹介されています。

名前ニガリクリタケ
呼び名地方によって様々、くりたけのはな(長野市)、スズメタケ(青森県)など
学名Hypholoma fasciculare
分類モエギタケ科 クリタケ属
旬の時期ほぼ一年中
採れる場所針葉樹や広葉樹の枯れ木や倒木
食べ方強い毒性があるため食用には向かない。
似ているキノコクリタケ(食用)

 

ニガクリタケの特徴・見分け方

大きさは基本的には2~3cm程度で、幼い時はまんじゅう、そこからほぼ平らに開いていきます。

また湾性と言ってヒダと柄がくっついているのが特徴です。

見分け方としては、食用のクリタケのカサは赤褐色なのに比べ、ニガリクリタケは淡い黄褐色で、成長するとヒダが青みを帯びてきます。

また針葉樹に群生や束生しているものは特に注意が必要ですが、広葉樹にはクリタケもニガリクリタケも発生する事から十分な注意が必要です。

 

ニガクリタケの注意点

前述の通り、食用のクリタケと似ているため注意が必要です。
肉が非常に苦く、もし間違ってしまったと思った時はすぐに吐き出し、すぐに医療機関で受診しましょう。
接種後3時間程度から毒による症状が発症し、舌のしびれ、下痢、痙攣、神経麻痺などの症状が認められ、死に至る場合もあります。

ニガクリタケの下処理・食べ方

例え加熱などの下処理をしても、ファシキュロール類、ファシキュリン酸、ムスカリンなどの中毒症状を起こすので、絶対に食べないようにしましょう。

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