9月も中頃になり、きのこの季節「秋」が近づいてきました。

 

きのこは平均的に9~12月ごろが旬とされています。

 

中でも9月10月は気候もいいため、きのこ採りには最適な季節だと言えるでしょう。

きのこ採りと言えばみなさんは何を思い浮かべるでしょう?

しいたけやマツタケなどが王道ですね。

 

ですが、しいたけやマツタケは自然に発生しているものを見つけるのは至難の業かと思います。

 

そこで今回は、初心者の方でも気軽に楽しめるきのこ狩りに適したきのこと、きのこ狩りに必要な道具を紹介していきたいと思います。

 

きのこ狩りに行く前に必要な準備

まず、きのこ採りに行くとなれば山に入ることが前提となります。

 

9月、10月、11月は冬眠前の熊が出る可能性もあり注意が必要です。

 

冬眠前の熊は食料をしっかり蓄えるため、普段よりも気性が荒く危険です。

 

もちろん遭遇しないことが一番望ましいですが、相手は野生の生物なので予測ができません。

 

ただ、野生の生物はあまり自分から人間には近づかないので、人間がここにいるぞと知らせる必要があります。

 

そこで活躍するのが熊よけベルです。

 

山に入る際は熊だけでなく、イノシシなどの野生生物も居ますので、熊よけベルは必ず装着しましょう。

 

山に入ればぬかるみや傾斜があるためしっかりとグリップのある長靴がオススメです。

 

運動靴の方が動きやすいですが、山の中に入れば草や木々が生い茂っていますので、足元を守るためにも長靴の方が無難です。

 

なにより運動靴が汚れてしまいますので、あまりオススメしません。

 

触るとかぶれてしまう木々や草もありますので、長袖長ズボン、軍手などの手袋、帽子も着用しましょう。

 

必要な装備は

・長袖の服

・長ズボン

・軍手

・帽子

・長靴

熊よけベル

・採ったキノコを入れる入れ物

・キノコ用ナイフ

 

 

以上が揃っていればひとまず安心です。

きのこ狩りに行く際は最低でも一通りは揃えておきましょう。

 

 

初心者におすすめのきのこ

初心者にオススメなきのこですが、きのこは何百何千と種類があります。

 

そんな中からこのきのこは食べられるきのこ、このきのこは毒キノコ。という風に見分ける必要があります。

 

時にはプロの方でも見間違えて食中毒を起こしてしまうこともあります。

 

ですので、安全を考慮して最初は経験者と一緒に行くことが望ましいでしょう。

見分けだけでなく、山には危険がつきものですので、経験者がいるに越したことはありません。

 

そんな中でも採りやすさ、見分けやすさ、食べて美味しいキノコをいくつか紹介したいと思います。

 

1.アミタケ 

アミタケ の時期・見分け方・食べ方・レシピ

アミタケ は針葉樹林によく発生するきのこです。

 

笠の裏を見ると網目状になっています。

 

アミタケ は強いぬめりがあり、茹でると赤紫色に変化するのが特徴です。

 

チチアワタケという毒キノコに似ていますが、こちらのきのこは茹でても色は変わりません。

色が変わらないものはチチアワタケの可能性がありますので、食べずに廃棄してください。

 

 

2.アカヤマドリ 

アカヤマドリ の時期・見分け方・食べ方・レシピ

アカヤマドリはブナ科の森林や雑木林によく発生します。

 

時期は夏下旬から秋にかけて。

 

特徴は何と言ってもそのデカさ。

大きすぎて遠くからでも発見できてしまうほどです。

 

大きくなると笠全体にヒビが入り、白い肉が見えている状態になります。

味にクセもなく、幅広い料理で活用できます。

 

海外では乾燥させてから使用するのが一般的なようです。

 

3.サクラシメジ

サクラシメジの時期・見分け方・食べ方・レシピ

サクラシメジは広葉樹林に発生し、きのこ狩り初心者から上級者までとても人気のきのこです。

 

似ている毒キノコもないことから、見分けやすく、安心して採ることができるのも人気の一つです。

 

幼菌のうちは白い柄をしていますが、成長するとうっすら赤く染まります。

その見た目からサクラシメジといわれるようになりました。

 

雨が降った後や湿った場所に生えている場合すこしぬめりが出ていますが問題ありません。

サクラシメジは群生していることが多いので、1つ見つけることができれば周りにかなりの数が発生している可能性があります。

大収穫が狙えるきのこですね。

 

4.ムキタケ

ムキタケの時期・見分け方・食べ方・レシピ

ムキタケはブナやシラカバなどの広葉樹の朽木に群生するきのこです。

取れる数も多く、見分けも難しくないことから長年にわたり親しまれているきのこです。

 

ただし、ムキタケの発生条件とおなじ条件でツキヨタケという毒キノコがあります。

形も似ていることから見分ける必要がありますが、ツキヨタケは暗闇で光りますので暗いところに持っていくと判別ができます。

 

まとめ

 

今回は4種類のキノコを紹介しました。

まだまだ紹介しきれていないきのこもたくさんあります。

また次回、続きを紹介できればと思います。

今回紹介したきのこは比較的見分けやすく取りやすいきのこですが、初心者の方が一人で野生のきのこを採取して食べることはとても危険です。

写真を見ただけでは判別しきれない種類のキノコもあります。

必ず、食べる前には詳しい方に確認してもらってから食べることをおすすめいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。