アミガサタケとは?
アミガサタケは日本ではあまり食用とされていませんでしたが、フランス、イタリア、ドイツでは高級食材として重宝されています。
日本国内でも全土に渡って分布している事から、アミガサタケはきのこ狩りの対象として年々人気が高まっています。しっかりと見極める事さえできれば、夢のあるキノコと言って間違いないでしょう。
海外ではモリーユ(Morel)と呼ばれ、ポルチーニの2倍近い価格で取引される事もあります。
名前 | アミガサタケ |
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呼び名 | アミガサタケ、モリーユ、モレル |
学名 | Morchella esculenta |
分類 | アミガサタケ科 アミガサタケ属 |
旬の時期 | 春 |
採れる場所 | 林内の地上、庭園等の路傍 |
食べ方 | 炒め物、煮物 |
似ているキノコ | チャアミガサタケ、マルアミガサタケ |
アミガサタケの特徴・見分け方
アミガサタケはきのこ類には珍しい春に生えるキノコで、大多数のきのこが狩れない時期に山菜と共に探す事ができます。
卵形の頭部と太さが特徴的な柄があり、5cm~12cm超の高さなので見分ける事は比較的容易でしょう。
黄色やオレンジ色っぽくなる事もありますが採取して問題ありません。焚火の跡に発生するとも言われていますが定かではないのですが、生育する環境を選ばないという点では焚火跡に発生する可能性がある事は間違いではないと思われます。
東部が丸いチャアミガサタケや肋脈が白っぽく、次第に褐色を帯びてくるマルアミガサタケとは同種とされる事もあり、多少の食味の違いはあるかもしれませんが間違えても「毒キノコだった」という心配はありません。
アミガサタケの注意点
アミガサタケを採取する時のコツはできるだけ地面スレスレに採る事がまず挙げられます。採取した後はできるだけ通気性の良いネットなどに入れておきましょう。
アミガサタケの下処理・食べ方
乾燥したものを水で戻して利用する事も多いのですが、その際は戻し汁も良質なダシなので一度漉してから活用する事をおすすめします。
生の場合は一度茹でこぼす必要がありますが茹で汁は利用できません。なぜなら生の子実体には毒物であるヒドラジンを微量含んでいるからです。
また過熱された料理でもアルコールと一緒に摂取すると悪心や嘔吐の原因になる事もあり、大量に摂食した場合はアルコールと一緒でなくてもめまいやふらつきを起こす事もあります。
アミガサタケのレシピ
イタリア Maserin マッシュルームナイフ ローズウッド |