シロオオハラタケとは?
ヒダはきわめて密で、成長とともに桃色が濃くなりやがて褐色になります。
柄にはマントのようなツバがあり、見た目にドクツルタケと区別がつきにくいので食用にはしない方がいいでしょう。
イギリスや北アメリカにおいて最も大きいハラタケ属のひとつでもあります。
マッシュルームの仲間でヨーロッパでは食用として人気がありますが、食用に向かないのはこの猛毒のドクツルタケの区別がつかない為です。
名前 | シロオオハラタケ |
呼び名 | ビョウタケ,Horse Mushroom |
学名 | Agaricus arvensis |
分類 | ハラタケ目ハラタケ科ハラタケ属 |
旬の時期 | 夏~秋 |
採れる場所 | 各種林内や草地、畑などの地上 |
食べ方 | 食用には向かない |
似ているキノコ | 【毒】ドクツルタケ |
シロオオハラタケの特徴・見分け方
傘は白色から乳白色で手で触れたり傷がつくと黄色に変色する。
傘の径は10~15cm前後、柄は太さ1~2cm、長さ5~10cm。
傘の形は球形から饅頭型を経て平らに開きます。
ヒダは極めて密で最初は白っぽいものの、徐々にこげ茶~褐色~黒っぽく変色していきます。
単生や散生、しばしば菌輪のように群生することもあります。
シロオオハラタケの毒性・注意点
ハラタケなどに比べ肉はかたく、味もあまりないとされています。
何より似ているキノコである猛毒のドクツルタケがあまり危険すぎます。
ドクツルタケは2005年9月に岩手県大野村にて間違えて食べてしまい肝障害で1人死亡、1人重症になった事例があります。
ハラタケ属の多くのきのこに、アガリチン等のヒドラジン系化合物が検出されています。
場合によっては、嘔吐、下痢、腹痛など、胃腸系の中毒を起こす可能性があります。
シロオオハラタケの下処理・食べ方
非常に似ている毒キノコと見分けが難しいため食用にはしない。