ヒメキクラゲ【姫木耳】とは?
ゼラチン質のキノコです。乾燥しやすく、すぐにパリパリになりますが、雨が降るとふたたび元に戻ります。
毒はありませんが、一派的に食用に向きません。
和名は「姫木耳」とされ、中華料理に出てくるキクラゲの仲間です。
名前 | ヒメキクラゲ |
呼び名 | 姫木耳 |
学名 | Exidia glandulosa |
分類 | 担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ網キクラゲ目ヒメキクラゲ科ヒメキクラゲ属 |
旬の時期 | 梅雨期~秋 |
採れる場所 | 樹木、倒木、切り株などから |
食べ方 | 可食ではあるが食用に向かない |
似ているキノコ | ヒメキクラゲモドキ |
ヒメキクラゲ【姫木耳】の特徴・見分け方
樹木の表面に発生します。球状で多数発生し、互いに融合を繰り返して不定形に拡大していきます。
ゼラチン質で色は灰褐色~黒色をしています。
表面は不規則に波打ち、その全表面が子実層となっています。
ヒメキクラゲ【姫木耳】の食べ方
通常のキクラゲは一体となっていますが、ヒメキクラゲは多数の球状が集まってできたもの。
ですので噛むとすぐに分裂してしまい歯触りがよくありません。味もないので食用には向いていません。
ヒメキクラゲの仲間であるキクラゲの和名は「木耳」。
学名の属名がラテン語の「耳介」にあたることから由来するとされています。ヨーロッパでは通称「黒魔女のバター」とも言われ食用にされていません。
種小名は「ユダの耳」を意味し、ユダが首を吊ったニワトコの木からこのキノコが生えたという伝承に由来しつけられたそうです。
ですのでキクラゲは英語でも「Jew’s ear(ユダの耳)」とされています。そういう意味合いもあってヨーロッパでは食用にされないそうです。
ヒメキクラゲ【姫木耳】のレシピ
食用に向かないためレシピはありません。