クロアミメノセイヨウショウロ(黒トリュフ)とは?

フォアグラやキャビアと並ぶ世界三大珍味として有名な黒トリュフ。

別名【黒いダイヤ】とも言われています。

焦げたじゃがいものような見た目で、大きさは直径約3〜7センチほどとなります。

中には大きいものでは直径15センチにもなる個体もあるそうです。

地中に発生するため見つけることが難しく、豚や特別な訓練を受けた犬の嗅覚を頼りに探す方法が有名です。

昔は豚を使った探し方が一般的でしたが、トリュフには「α‐アンドロステロール」という香り成分が入っており、その成分は豚にとっては強いフェロモンの香りとして感じる様です。

そのため、豚はトリュフを見つけるとすぐに食べてしまうため、目を離す事ができませんでした。

それに比べて犬は鋭い嗅覚を活かし、見つけたことを忠実に教えてくれるため、現在では特別な訓練を受けた犬が多く活躍しているようです。

 

また、黒トリュフは海外にしか発生しないとされていましたが、近年では意外に身近な場所でも発見が報告され、国内にも分布していることが判明しています。

現在確認されている場所では、京都、山口県などで発生が確認されているようです。

ただし、発生量は多くはなく場所も限定的であるため、国内で採取するのは難しいと考えられます。

 

元々はフランスでよく収穫されていたため、フレンチで使われる事が多いキノコです。

名前クロアミメセイヨウショウロ
呼び名黒トリュフ、トリュフ
学名Tuber aestivum
分類チャワンタケ目 セイヨウショウロ科 セイヨウショウロ属
旬の時期夏〜秋
採れる場所石灰岩土壌でありブナ科、ナラやカシなどの根本の地中
食べ方パスタなどフレンチ、香り付けなど様々
似ているキノコ特になし

 

クロアミメノセイヨウショウロ(黒トリュフ)の特徴・見分け方

色は黒褐色から黒色をしており、全体にボコボコとした突起があります。

形はジャガイモのような形をしており、丸型から楕円形、歪な円形など様々です。

スライスすると中は霜降り状になっており、熟れた果実のような甘い香り、スパイシーな芳香と表現される香りが漂ってきます。

フランスではトリュフは媚薬だと表現されるほど、芳しい香りが最大の特徴です。

 

黒トリュフは通常地中に発生するため見つけることが困難ですが、石灰岩土壌のナラやカシの森林で条件が揃えば発生するため、根本近くの落ち葉を優しく払う様に探すことで見つけることができます。

また、1つ見つけることができれば群生している事が多いため、丁寧に周りを探すことで収穫量を増やすことができます。


クロアミメノセイヨウショウロ(黒トリュフ)の食べ方

採取した黒トリュフは歯ブラシなどを使用し、土を綺麗に落とします。

熟れていない黒トリュフは水洗いしても問題ありません。

あまり熟れていない場合はスライスしても香りが強くないため、熟成が必要です。

熟成方法は、綺麗に洗浄した黒トリュフをキッチンペーパーなどで丁寧に包み、密閉できる容器に入れます。

3〜6°の低温で2〜3日ほど保存すれば、香りも強くなってきます。

腐ってしまっている部分や虫食いがある部分はナイフなどを使用し、あらかじめ取り除いておきましょう。

熟成が完了すれば、パスタに混ぜる、料理のトッピングに使用するなど、様々な料理に使用いただけます。


真空パックにして冷蔵保存することで香りをあまり落とさずに数日の保存は可能です。

冷凍保存もできますが、香りは少し落ちますのでできるだけ早めに食べ切りましょう。


クロアミメノセイヨウショウロ(黒トリュフ)のレシピ

黒トリュフのアランチーニ

イタリア人の黒トリュフのパスタ

香り黒トリュフとろーり濃厚リゾット

卵かけご飯 黒トリュフのせ

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