タマウラベニタケとは?
見た目は食用として向いていない印象を受けますが、日本国内でも食用としてよく知られているきのこです。
周辺によくやわらかい球形の塊が多く見受けられます。球形の大きさは直径が2センチメートルから4センチメートル程度です。
これは幼菌時に侵入してきのこの形になれなかったナラタケの菌糸の痕跡です。このような球形のきのこはタマウラベニタケの名前の由来にもなっています。
大量に採取できる機会が少ないめずらしいきのこです。
名前 | タマウラベニタケ・玉裏紅茸 |
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呼び名 | タマウラベニタケ |
学名 | Rhobophyllus adortivus |
分類 | イッポンシメジ科 イッポンシメジ属 |
旬の時期 | 秋 |
採れる場所 | 広葉樹林に茂ったミズナラ・湿り気の多いブナなどの深い地域の地上 |
食べ方 | 汁物・炒めもの |
似ているキノコ | ブナシメジ・オシロイシメジ |
タマウラベニタケの特徴・見分け方
カサは直径3センチメートルから10センチメートルで表面の色は灰白色または淡い灰褐色です。
まんじゅう形から平らに開いていきます。中にはやや反り返った形のものもあり、ヌメリはなく表面はほぼ平滑です。
ヒダはツカに垂生していて、密集しています。はじめは淡い灰色で、だんだんとピンクがかった褐色に変化します。
ツカの部分は長さ3センチメートルから9センチメートル。上から下まで太さはだいだい均等です。
表面の色は淡い灰褐色で、縦に繊維状の模様が確認できます。
イッポンシメジ科に特有のプラスティックのようなにおいは感じられません。かわりに小麦粉やきゅうりのようなにおいがします。
タマウラベニタケの注意点
タマウラベニタケは食用になりますが、外見は白味を帯びています。
これとよく似た毒きのこがあるので注意が必要です。一般的に外見が白い色のきのこには毒性のものがほとんどです。
確信が持てず、よくわからない場合は専門の方に聞くか、採取しないようしましょう。
タマウラベニタケの下処理・食べ方
汚れを払ってよく水洗いしましょう。周辺に存在している球形のものも含めて食用となります。
熱を加えることによってカサの表面の色が濃くなり、肉質もしっかりとしてきます。
球形のものはポロポロとして独特な食感です。
フライパンで炒めたり、卵料理の付け合わせにしてもマイルドな風味が楽しめます。
タマウラベニタケのレシピ
炒め物、汁物などさまざまな食べ方ができるタマウラベニタケですが、まだまだ出回っているレシピが少ないので今後追記いたします。
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