ミネシメジとは?
秋にアカマツ、ツガ、モミなどの針葉樹林やこれらを交えた広葉樹林内の地上に発生するキノコです。
「峰占地」と書きますが、基本的には低地の地上で見られます。
独特な傘の色合いと個性的な香りがあります。石鹸の匂いに似た青臭みのある個性的な香りが特徴であり、学名の「saponaceum」は「セッケンのような」と言う意味を表しています。
地方名(別名)の多さからも分かるように各地で以前から食用にされていましたが、加熱不十分だと胃腸系の中毒を起こすので、基本的には毒キノコとして扱われています。
サポナセオライド類という細胞毒があり、嘔吐、下痢などの胃腸系の中毒を起こすので、調理方法には工夫が必要です。
名前 | ミネシメジ |
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呼び名 | ミドリシメジ,モエギシメジ,アオシメジ,アオモダシ |
学名 | Tricholoma saponaceum |
分類 | ハラタケ目キシメジ科キシメジ属 |
旬の時期 | 秋 |
採れる場所 | モミ林やマツ林などの地上 |
食べ方 | 生では毒があるので食用しない |
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ミネシメジの特徴・見分け方
若いうちは半球形の鐘形で、成長するにしたがってほぼ平らに開いていきます。
傘の色は灰色を帯びたものや緑色を帯びたものなど変化に富んでいて、石けんのような独特の香りがあります。
古くなったり傷がついた部分はやや桃色を帯びます。若いうちは傘は内側に巻いています。ヒダは粗く、大きなヒダの間に小さなヒダがあります。
ミネシメジの中毒症状
サポナセオライド類という細胞毒が含まれています。
この毒は要長形の中毒を起こします。
おもな症状としては、嘔吐、下痢などですが、ひどいと脱水症状を引き起こします。
決して生食はせず、十分な加熱処理が必要となります。
ネズミシメジの調理方法
癖のある臭いがあるきのこなので、油を使った料理が美味しいとされています。
オリーブオイルなどでしっかりと炒め、醤油バターで味付けなどもおすすめです。
地域名があるので各地の郷土料理に使われているキノコでもあるので、出汁を取るのにも人気があります。
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