キララタケ【雲母茸】とは?

何ともかわいらしい名前のキララタケ。幼いうちは本当にキラキラと光っていて、きれいなキノコなんです。

ただし成長していくうちに傘が褐色になっていき、最後には黒く液化してしまうそうですが。

そうなってしまうともうキラキラの面影もなくなってしまいます。

昔は食用として親しまれていましたが、最近になって毒性があることが分かり、現在は毒キノコに分類されています。

お酒と一緒に食べると中毒症状をおこすことがあるため、注意が必要です。

名前キララタケ
呼び名キララタケ
学名Coprinus micaceus
分類ナヨタケ科キララタケ属
旬の時期春~秋
採れる場所広葉樹の古株・埋もれた木から
食べ方毒キノコのため食用にはできません。
似ているキノココキララタケ

 

キララタケ【雲母茸】の特徴・見分け方

キララタケは春~秋にかけて、広葉樹の古株や埋もれた木のそばに群生します。

大群生していることもあるので、見つけるのはそれほど難しくありません。カサは直径1~4cmくらい、柄の長さも5~8cmほどでやや小ぶり。

幼いうちはカサも卵型で、しかもキラキラとした鱗片を持つため、見た目にもかわいらしいキノコです。

ただ成長するにつれてカサは開いていき、最終的には黒く液化してしまいます。

 

ちなみに「キララ」というのはキラキラした見た目から名づけられたわけではなく、鉱物の「雲母(うんも・きらら)」が由来になっています。中学生の時に習った「黒雲母」なんかでおなじみですね。キララタケも漢字で書くと「雲母茸」。

雲母も光の当て方によってキラキラと光るため、その様子が似ているというところからキララタケが名づけられました。

 

キララタケはコキララタケと見た目が非常に似ています。

コキララタケは夏~秋にかけて、広葉樹の切り株などに発生します。

カサが2~3cm、柄が2~5cm。数字だけ見るとキララタケより一回り小さいように見えますが、キララタケ自体も小さいので、いざ実物を見ると大きさだけでは判断がつきません。

ただキノコ本体ではなく、キノコの根元を見ると区別が容易です。

コキララタケは根元にオレンジ上の菌糸をマット状に広げる性質があるのです。

結構な範囲にオレンジ色の菌糸を広げますので、これがあればコキララタケということになります。

 

キララタケ【雲母茸】の毒性・注意点

キララタケには最近になって毒性があることが分かりました。

特にお酒と一緒に食すと中毒症状がおこり、悪酔いを引き起こしてしまいます。

ほかにも神経系に作用する成分も含まれており、食べるのは控えた方が無難です。

 

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