ワカクサタケ【若草茸】とは?
ワカクサタケは漢字で書くと“若草茸”と書きます。 傘の表面を覆っている緑色のヌメリを当時の人々が若草色と表現した事が由来とされています。 一方学名に入っている「psittacina」は“オウム色の”という意味合いで和名とは色彩感覚が違うことが伺えます。 若いうち、傘は緑色のヌメリで覆われています。 半球形の形をしており、成長すると開いて緑色のヌメリも少なくなります。 傘自体は黄色で成長するにつれ黄色から淡い褐色になります。ヒダは粗く、柄はもろくて割けやすくなっています。 毒があるので食用にはなりません。
名前 | ワカクサタケ |
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呼び名 | ワカクサタケ |
学名 | Hygrocybe psittacina |
分類 | ハラタケ目ヌメリガサ科アカヤマタケ属 |
旬の時期 | 夏~秋 |
採れる場所 | 各種林内や草地の地上 |
食べ方 | 毒キノコに分類されているため食用不可 |
似ているキノコ | 特になし |
ワカクサタケ【若草茸】の特徴・見分け方
傘は円錐型であり大きさは1cm~3cm程度の直径と小さなキノコです。 カサは若いうちは半球形をしていて、緑色のヌメリがあります。成長するにしたがって退色し、黄色から淡い褐色を帯びます。ヒダは粗く、くすんだ黄色をしています。 柄は2cm~4cmで、緑から緑がかった黄色をしています。 ただオレンジ色のワカクサタケや色味がグラデーションがかった種類も発見されていたり亜種も多様にあるため、特徴が一義的ではありません。 そのためまだ細分化が必要とされるキノコとされています。
ワカクサタケ【若草茸】の毒性
シロシビンという毒素を含んでいます。 独特の臭いや味は存在しません。
ワカクサタケ【若草茸】の中毒症状
20本以上一度に摂取すると消化器疾患の原因となります。 またシロシビンは神経系の毒性があり幻覚症状を引き起こしたり痺れを招くこともあります。
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