ゼンマイとは?
春に出てきた新芽(若芽)を採って食べるゼンマイ。ワラビと並んで代表的な山菜ですね。乾燥ゼンマイは一般のスーパーなどで販売されているので、煮物や和え物などで使ったことがある方もいるのではないでしょうか。
ゼンマイの新芽はふわふわとした白っぽい綿状の繊維をかぶっていて、成長するにしたがってこのワタが取れていきます。食用にするのはワタをかぶった状態の新芽のみ。
群生するので、一株見つければわりと簡単にたくさん収獲することができます。
ゼンマイは日本では北海道から沖縄まで全国的に自生しています。シダ植物なので、山中や茂みの湿った場所を好んで生えています。ゼンマイ採りをするときはスパイク長靴などのような滑りにくい靴を履いていくのがおすすめです。
名前 | ゼンマイ |
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呼び名 | ゼンマイ、ゼンメ、ゼンゴ |
学名 | Osmunda japonica |
分類 | ゼンマイ科ゼンマイ属ゼンマイ |
旬の時期 | 3月~6月 |
採れる場所 | 山中の湿り気のある斜面など |
食べ方 | 煮物、和え物 |
似ている山菜 | ヤマドリゼンマイ |
ゼンマイの採り方
根元からしごくようにして、柔らかい部分を折り採ります。
ゼンマイには胞子葉(男ゼンマイ)と栄養葉(女ゼンマイ)があり、胞子葉を摘んでしまうと来年その場所からはゼンマイが生えなくなってしまいます。次の年もゼンマイを楽しめるよう、胞子葉と1~2本の栄養葉を残して摘むようにしましょう。
胞子葉(男ゼンマイ):栄養葉(女ゼンマイ)より大きく、ワタの中の葉は厚くつぶつぶしています。
栄養葉(女ゼンマイ):胞子葉(男ゼンマイ)より小さく、ワタの中の葉は薄くつるつるしています。
ゼンマイの下処理・食べ方
ゼンマイのアク抜き
- ワタと葉の部分を取り除きます。
- 沸騰したお湯にゼンマイを入れて重曹を振りかけ、再び沸騰する寸前で火を止めて落し蓋をして冷まします。
- 冷めたら水を替えて一晩おいておきます。
- 水から出して広いざるなどに広げ、天日で乾燥させます。
- このままだと固いので、両手で揉み、繊維を壊して柔らかくします。
- カラカラになってひじきのようになるまで、5を5~6回繰り返します。
乾燥ゼンマイの戻し方
乾燥ゼンマイを戻すときは、ぬるま湯につけるのが簡単です。お湯を替えながら元の太さになるまで戻しましょう。
ゼンマイのレシピ
野菜や油揚げ、こんにゃくなどと一緒に炒め煮にしたり、ごま油と塩で和えてナムルにしたりできます。ゼンマイのナムルはビビンバなどにもよく入っていますね。
そのほか、定番のカラシ和えやマヨネーズ和え、お味噌汁の具にするのもおすすめです。
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