トフンタケとは?

幻覚性の中毒を引き起こす事で知られるトフンタケは「兎糞茸」と表記される事もあり、その名の通り動物の糞から発生します。

傘の径は1~3cmほどで、肉厚は1~2cmほどのキノコです。

湿地では粘性がありはじめは褐色ですが、乾くと淡い褐色になり、次第に色あせていき、黄色~麦わら色になります。

 

名前トフンタケ
呼び名兎糞茸(読み方同じ)
学名Psilocybe coprophila
分類ハラタケ目モエギタケ科シビレタケ属
旬の時期
採れる場所ウシやウマ、ウサギの糞から発生
食べ方幻覚性の中毒を引き起こすため食用に向かない
似ているキノコナラタケ(食用)、シビレタケ(毒あり)

 

トフンタケの特徴・見分け方

若いうちは半円形で、饅頭型に開いていきます。

柄の太さは上から下までほぼ差はなく、ヒダは粗く、大きなヒダの間に小さなヒダがあるのが特徴です。

また、前述の通り毒のあるキノコでなので動物のフンから生えている場合は警戒する必要があります。

 

トフンタケの注意点

上述の通り、食用のナラタケと間違えやすいのでナラタケ等の採集時には十分な注意が必要です。
特に動物のフンから生えているものは避けておいた方が無難です。
また、柄には白色のササクレがあるので注意しましょう。

トフンタケの下処理・食べ方

世界に分布する約400種類のシビレタケ属の1/4が幻覚性の中毒を引き起こし、本種も毒性が確認されているため、食用ににできません。

また、サイロシビン(シロシビン)やサイロシン(シロシン)を含むきのこの故意の採取・所持・使用は「麻薬及び向精神薬取締法」によって禁止されています。

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