ヒカゲシビレタケとは?

日本でも有数の毒キノコとして知られるヒカゲシビレタケ。強い毒性を持ちながら、身近なところにも発生するのが恐ろしいキノコです。

しかも採取すると法律で罰せられる可能性もあるため、誤って採取しないように細心の注意を払わなければなりません。

今回はヒカゲシビレタケについて紹介していきます。

名前ヒカゲシビレタケ
呼び名ヒカゲシビレタケ
学名Psilocybe argentipes
分類モエギタケ科シビレタケ属
旬の時期春〜秋
採れる場所公園や道端などの地上
食べ方幻覚性の中毒を引き起こすため食用に向かない
似ているキノコナラタケ(食用)、シビレタケ(毒あり)

 

ヒカゲシビレタケの発生時期・特徴

ヒカゲシビレタケは春~秋ごろにかけて、名前の通り半日陰となっている場所に発生しやすいキノコです。

それだけに公園や道端などの身近な場所に発生するケースも多数。

2005年には首相官邸の前庭にも発生したことが報じられ、当時の小泉純一郎首相がコメントを残したことも話題となりました。

 

ヒカゲシビレタケはカサの大きさが2~5cm、柄の高さも5~8cmほど。それほど大きなキノコではありません。

カサは黄土色から褐色のような色合いで、中央が盛り上がって尖っているのが特徴です。

一見すると普通のキノコなので、注意して見分けなければなりません。

 

 

ヒカゲシビレタケの毒性・注意点

ヒカゲシビレタケの毒性成分は、「シロシン」および「シロシビン」といわれています。

いわゆる「マジックマッシュルーム」の一種(「シロシン」「シロシビン」を持つキノコを総称してマジックマッシュルームという)。

非常に強い幻覚作用を持つのが特徴です。

 

そのため、ヒカゲシビレタケも「麻薬及び向精神薬取締法」の規制の対象となっており、使用することはおろか所持することも違法です。

偶然見かけただけでも、故意に引っこ抜くと連行される恐れがあるので、絶対に採取しないようにしましょう。

ヒカゲシビレタケと似ているキノコ・見分け方

ヒカゲシビレタケは見た目は本当に普通のキノコです。

ナラタケやエノキタケ、ハタケシメジなど、身近な可食キノコと間違えて食された例もあります。

これらのキノコとヒカゲシビレタケの見分け方は、”キノコに傷をつけたときに青く変色するかどうか”です。

 

ヒカゲシビレタケの毒性成分であるシロシン・シロシビンは、空気に触れることで酸化し、暗い青色へと変化していきます。

ちなみにシロシン・シロシビンを含むキノコの共通の特徴でもあります(変色しない種もあるので過信は禁物ですが)。怪しいキノコは採取しないのが大原則ですが、もし肉に傷をつけてみて青く変色した場合はなおさら採取しないように心がけましょう。

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