ハエトリシメジとは?
ハエトリシメジ(蠅取占地)は、マツタケ目キシメジ科キシメジ属の日本特産のキノコです。
食茸として昔から食べられていはいるものの、過食すると悪酔いしたような状態になるので注意が必要です。
名前の由来は、かつてこのキノコでハエを捕ったことに由来します。キノコに含まれるイボテン酸による効果です。
生のハエトリシメジを裂き、火にあぶってから皿に置き、少量の水または酢を浸してそのまま放置しておくと、誘引性と殺虫性のあるイボテン酸につられてハエが寄ってきます。
種名のmuscariumも「ハエに関する」に由来しています。
名前 | スミゾメシメジ |
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呼び名 | スミゾメシメジ |
学名 | Lyophyllum semitale (Fr.) Kuhner ex Kalamees |
分類 | シメジ科 |
旬の時期 | 秋 |
採れる場所 | 雑木林の地上 |
食べ方 | 和え物、煮物、炒め物など |
似ているキノコ | カクミノシメジ |
ハエトリシメジの特徴・見分け方
傘は直径が4~6cmほどで初めは円錐形をしており、のちには平らに開きます。ただし中央部だけ常に突き出ています。地色は淡黄色で表面はオリーブ色の繊維におおわれています。
ひだは初め白色で後にやや黄色味をおびてきます。
また傘には粘性がありません。
ハエトリシメジの毒性
含まれる主要な毒成分としてトリコロミン酸とイボテン酸があります。
トリコロミン酸は完全に無毒であることが確認されていないため、うまみ成分としては利用されていません。
イボテン酸はうまみ成分として知られるグルタミン酸ナトリウムの10倍のうま味を有するとも言われております。
死ぬような強力な毒性ではないものの、食べると酒に酔ったような症状が表れたり、幻覚を見たり視聴障害が出たりする場合があります。
食べた経験のある人も多く、調理としては、つけ焼き、バター炒め、てんぷら、炭火焼、味噌汁など調理方法は多岐に渡りますが、あくまで毒キノコとして定義されています。
ハエトリシメジの中毒症状
イボテン酸はテングタケやベニテングタケにも含まれる毒性分であり、その代謝産物であるムッシモールなどの作用と相まって中毒症状が現れます。
症状としては、精神高揚あるいは精神抑制、めまい、けいれんなどの症状が現れ、進行すると幻覚、精神錯乱(さくらん)、意識不明になります。
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