うど(山ウド・独活)とは?
爽やかな風味が人気の山うど(ウド・独活)。独特の香りが癖になる山菜です。生える場所も斜面や崖など過酷な場所に生えるので、危険ではありますが良い運動になります。
ふきのとうやコシアブラのように、風味が強い山菜らしい山菜の一つです。風味が強いにも関わらず、色々な料理でおいしく食べることができる万能選手で、この辺りも人気の理由の気がします。
また、人の手で栽培することもできるので、時期になるとスーパーなどでもよく見かけられます。ただ、あくまで自分の主観ですが、スーパーのものは白い部分が大きく美味しそうに見えるのですが、やっぱり天然物ほど風味が強くなく、自分で採るものには敵わない気がしています。(それでも充分美味しいですが!)
山うどは、塩漬けや味噌漬けとも相性が良く、漬けると保存も利くので長い間楽しむことができます。たくさん採れた時は、樽などで一気に塩漬けしてしまうのもオススメですよ!
名前 | うど |
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呼び名 | ウド,山うど,山ウド,独活,山独活 |
学名 | Aralia cordata |
分類 | ウコギ科タラノキ属 |
旬の時期 | 5月~6月 |
採れる場所 | 山間部の水気のある崖や斜面によく生えます。水気のある場所に生えるので、川辺や雪渓などの下にも多く生えます。 |
食べ方 | 生のまま味噌をつけて食べても美味しいですが、炒め物や煮物など様々な料理でおいしく食べることができます。また、先端まで残すところがなく食べることができます。 |
似ている山菜 | シシウド |
うど(山ウド・独活)の採り方
山うどは平地にも生えていますが、水気のある斜面などに特によく生えます。そのため、採りに行く時はスパイクの付いた靴など、安全性の高い装備で行くことが望ましいです。
採るときは土が被っている根元を少し掘ってあげると、柔らかくて食べやすい白い部分が顔を出します。この時に根っこから抜いてしまうと翌年から生えてこなくなるため、カッターナイフやハサミ等で付け根部分から切って収穫します。
この時も根元過ぎると翌年からどんどんと細くなってしまうので注意したいところ。毎年採りに行くのであれば同じ場所では2年連続で採らず、1年休ませてあげると太くて食べ応えのある独活に育ちます。
資源は限られているので、摂り過ぎには注意しましょう。
大きすぎるウドは葉っぱを収穫
せっかく大変な思いをしてウドを見つけても、大きくなりすぎていて収穫できない経験をしたことはありませんか?
ウドは大きくなると茎が固くなって、あまり美味しく食べることができません。そんな時は、先端の方の若い茎だけ収穫しましょう!
ウドの葉っぱも風味が豊かで、天ぷらで食べるととっても美味!細かく刻んで味噌漬けにしてもおいしく食べることができるので、是非試してみて下さい!
うど(山ウド・独活)の時期
山うどは、場所にもよりますがタラの芽の後くらいに出始めます。目安としては4月の終わりくらいから5月くらい。山間部では、雪渓が解けたあとに出ることもあります。
雪深い場所では、自分は7月に採ったこともあるので、場所によっても大きく変わります。
同じ時期の山菜としては、ウルイやコシアブラなども一緒に採れますが、地域差があるので参考までに。
うど(山ウド・独活)の見分け方
うど(山ウド・独活)を見分けるポイントですが、似ている山菜はシシウドくらいなので、下記のポイントを抑えておけばまず間違えないでしょう。
- 茎に毛が生えている
- ランダムに枝分かれしている(似ているシシウドは三叉)
- 全体から強い風味がする
この辺りが山うどの特徴になります。
どうしてもわからない時は、少し折って臭いを嗅いでみましょう。独特の強い風味は特徴的なので、一番の判断材料になります。
うど(山ウド・独活)の食べ方・アク抜き
山ウドの下処理ですが、他の山菜と違いアク抜きをする必要はありません。
全体的に水洗いすれば、特に捨てるところもなくすべて食べることができます。
うど(山ウド・独活)のレシピ
山ウドの風味を目一杯楽しみたいときは、生で味噌をつけて食べるのがオススメです。
山うどは万能な山菜なので、味噌汁から炒め物、煮物、味噌漬けなど何でも美味しく食べることができます。
キンピラや肉類と一緒に炒め物にするのもオススメです。
以下にクックパッドで人気の山うどレシピを紹介します。
ウドの酢味噌あえ♪簡単なアク抜きもご紹介 by ☆ウマウマ亭☆
捨てないで!独活(うど)の皮のきんぴら♪ by 戦うコックサン
うど(山ウド・独活)の栽培方法
山うどは根株を園芸店などで購入し、プランターや畑で栽培することができる山菜です。
注意点としては以下の通りです。
- 畝の高さの目安は10cm前後
- 株間は40~50cm開ける
- 表面が乾いたら水を与え、乾かないように注意する
- 茎が成長してきたらネギのように盛り土をして白い部分を伸ばす
通販で美味しい天然山菜が食べられます
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天然 きのこ・山菜 の奥会津旬彩館
こちらのお店は会津地方産の天然山菜とキノコを販売しているお店です。山菜に関しては天然物にこだわり、実際に山菜採りに行っている方の顔が見えるほか、山菜を採っている様子を写真や動画で紹介していることから、安心して購入することができます。
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北海道グルメ アフター楽天市場店
北海道名産のグルメに強いこちらのお店は、天然の行者にんにくや山うどを販売しています。特にファンの多い山菜と言える行者にんにくに関しては、ジンギスカンとのセットという嬉しい商品も用意しています。北海道の大自然で育まれた天然山菜を味わうならこちらのお店がイチオシです。
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ギフト&グルメ北海道
こちらのお店も北海道の食材を扱っています。天然山菜は北海道名産の行者にんにくを始め、山わさびや根曲がり竹といった本州では珍しい山菜を取り揃えています。行者にんにくの醤油漬けは保存性も高くおすすめで、野菜なども取り扱っているので様々な食材をまとめて購入したい方におすすめできます。