イタドリ(虎杖)とは?
イタドリはタデ科の多年生植物で地域によって様々な呼び名のある山菜です。パッと見だと節がある様から竹のようにも見えますが、非常に柔らかく簡単に折れてしまいます。
春に出る新芽は柔らかく生で食べることもできますが、シュウ酸などを含むためにしっかりとアク抜きをして食べるのが望ましいです。
名前 | イタドリ |
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呼び名 | イタドリ、虎杖、痛取、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン、ベニイタドリ、メイゲツソウ、イタズリ、ゴンパチ、だんじ、さしぼ、さいじんこ、しゃじなっぽ |
学名 | Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. |
分類 | タデ科ソバカズラ属 |
旬の時期 | 春 |
採れる場所 | 山間地の平野や道路脇など |
食べ方 | 下処理して煮物や炒め物の具材にする |
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イタドリの歴史
古くから食用の野草として親しまれており、米沢藩藩士莅戸善政の「かてもの」でもそのように記されています。
イタドリの根茎を乾燥させたものを虎杖根と呼び、利尿作用のある民間薬としても利用されてきました。
東南アジア諸国では、イタドリの葉を紙に巻いて葉巻の代用としており、日本でも戦時中にはタバコ葉の代わりとして使用されていた記録があります。
イタドリの成分・効能
イタドリに多く含まれる有機酸は利尿作用があるとされ、前述の虎杖根は便秘や膀胱炎にも良いとされています。
イタドリの侵略的外来種
人々の生活にも馴染み深いイタドリですが、世界的に見ると侵略的外来種のワーストにも名を連ねており、道路を突き破るなどの被害が確認されていることから、積極的に駆除を行っている国もあります。
イタドリ(虎杖)の採り方
山間地であれば道路脇や様々な場所で見つけることができます。
根本から簡単に折れるので素手でも採れます。鎌やナイフで根本から切り取るのも良いでしょう。
イタドリ(虎杖)の下処理・食べ方
イタドリはエグミと酸味が強いので下処理をしたほうが美味しく食べられます。
イタドリの下処理方法は以下の通りです。
- イタドリの皮を剥く
- 節に合わせて切る
- お湯を沸かし一摘み塩を入れ30秒ほど茹でる
- ザルにあけ、冷水に晒す
- 一晩ほどおいてから調理する
イタドリ(虎杖)のレシピ
下処理をしたイタドリは、煮物や炒め物でおいしく食べることが出来ます。
以下にクックパッドの人気レシピを紹介します。
自然が美味しいイタドリのおかか煮 by hidenachii
イタドリ(虎杖)の栽培方法
関西地域などでは試験的にイタドリの栽培が行われています。
非常に繁殖力の強い植物なので、基本的には山間地で新芽を収穫し庭などに植えることで栽培が可能だと思われます。どちらかというと、繁殖した後の処理に困ることが多いようなので、その点も考えた上で栽培しましょう。
参考ページはこちら。
http://www.kyodoshi.com/news/14805/
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