セリ(芹)とは?
セリは湿地や休耕田などの水辺に生える多年草の一つです。シロネグサ(白根草)とも呼ばれる通り、白いひげ根も特徴の一つです。
山菜として食べられるのは春先に採れる若いもので、茎や根を食べます。七草粥の具材の一つとしても有名です。独特の爽やかな風味が特徴で、お浸しを始めとして様々な料理で楽しむことができます。
名前 | セリ |
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呼び名 | せり,芹,シロネグサ,白根草 |
学名 | Oenanthe javanica |
分類 | セリ科セリ属 |
旬の時期 | 4月~5月 |
採れる場所 | 山間部や里山にある水辺に生えます。休耕田などに群生する場合もあります。 |
食べ方 | 七草粥の具材の一つとして有名ですが、お浸しやかき揚げの具材としても美味しく食べることができます。 |
似ている山菜 | ドクゼリ |
セリ(芹)の採り方
セリは水辺を探す
セリは水気のある場所に群生して生えています。そのため、山間地にある田んぼの畦道や小川などを探すのが基本です。休耕田や湿地帯にもよく生えています。
セリは茎が太くてしっかりしたものを採る
群生している場所を見つけてしまえばまとめて採ることもできますが、どうせ採るなら茎が太くてしっかりしているほうが食べごたえもあり美味しいです。細くて小さいものは残してあげましょう。
群生しているところに手を差し込んで少し倒してあげると、茎の太さが分かるので根本から折るようにして採ります。根っこも食べたい方は根から採ってしまっても構いません。ただし、根から採るときは翌年にも繋がるように採り過ぎないよう注意して下さい。
セリ(芹)が採れる時期
セリは山菜の中でも比較的早く出てきますが、食べごろの20cm~30cmになるのは
4月の中旬頃
からでしょうか。地域差もあるので参考程度に考えてください。
タラの芽などと同時期くらいです。
セリとドクゼリの見分け方
セリに似た毒草でドクゼリという植物があります。非常に毒性が強く、もし食べ過ぎてしまうと意識不明の重体や、最悪の場合は死に至ることもあります。
そのため、セリとドクゼリを見分けるポイントについても書きます。
セリとドクゼリの見分け方
- セリは春先の摘み草の頃は、草丈10〜15㎝位で、花期でもせいぜい30㎝程度です。ドクゼリは芽だしから大きく、長い葉柄が目立ち、花期には1mに達します。
- セリは葉に特有の香りがあります。
- ドクゼリの根元をよくみると、たけのこ状の太い地下茎があります。
セリ(上)は葉柄が短い、ドクセリ(下)は葉柄が長い
引用元: セリとドクゼリ(有毒)
実際に自分もドクゼリを見かけたことがありますが、セリに比べて大きいことと、根の部分を割ってみると竹のようになっているので見分けることができました。
また、セリは茎から枝分かれするように生えていますが、ドクゼリは根本から分かれていて、上部のみ枝分かれしているような感じで、胴の部分が長いです。
あと、そもそもの香りが全く違うので、どうしても分かりづらい時は根本を折って香りを嗅いでみましょう。セリであれば独特の香りですぐにわかると思います。
セリ(芹)の食べ方
七草粥が一番有名ですが、個人的にはサッと湯がいてめんつゆや白だしに漬けて食べるのが大好きです。つけ汁はお好みで薄めて味を調整しましょう。
また、玉ねぎや桜えびと一緒に刻んだセリを入れてかき揚げにするととても美味しいです。セリの風味が天ぷらによく合います。
セリ(芹)のレシピ
セリ(芹)の栽培方法
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